早稲田大学建築史研究室 月報

早稲田大学建築史研究室の活動報告ブログです。

4月報 #2 レイアウトが(少し)変わりました

ほんの少しだけ、研究室のレイアウトがアップデートされました。

学部・修士生は個人デスクを持たず、中央の大きな机を共同で使っています。
建築史研では研究の要である文献資料を大量に擁しており、書架の隙間にパズルの如く机と椅子を敷き詰め、レイアウトを工夫しながら本と人の共存を追求しています。

今回の改造で、普段使用する机の上が散らかりにくくなり、かつ行われるゼミ・研究会の規模によって机の大きさを使い分けられるようになりました。
また、春休み中にも図書整理・レイアウト変更の定期イベントが行われており、教員席側上部の本棚が新調され、三手先が右に移動しました。

増え続ける資料を収めつつ、研究環境、防災面の安全性に気を配ってくれているレイアウト係、図書係には頭が下がるばかりです。

ちなみに、大机すぐ脇の本棚は可動式書架になっており、蔵書数を誇る建築史研究室ならではの光景といえます。
筆者が図書館以外でこれを見たのは、ここが初めてでした。

研究手法の潮流は日々発展していますが、大量の文献の中から地道にヒントを追い求めることは、研究者に求められる姿勢として普遍なのだろうと感じます。
四方を本に囲まれる研究室は、そのあるべき姿を象徴しているようで、個人的にとても好きな空間です。

マイナーチェンジした空間の中で本の視線を感じながら、気持ちをリフレッシュして研究活動に勤しみたいと思います。

(冒頭の写真後方にチラッと写っているのは、今年度から研究室の仲間入りをしたオフィスグリコです。きっとこれからお世話になることでしょう)

文責:M1 笠井